ミュシャ展 心から美しいと思った13枚の絵はがき

あの展覧会混んでる?

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金曜日の会社帰りにミュシャ展へ行ってきました。

平日といえども、人の数は結構多かったです。そして明らかに女性の数が多いのに気づきました。やはりミュシャは女性に大人気のようですね。
 
正直、家に帰っても感動が収まりません。
 

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ミュシャのポスターは本当に美しいです。美を美たらしめるものは何なのでしょうか。描かれている女性の均斉のとれた肉体、花や植物の繊細な線、幾何学模様や反復表現など、人に美を感じさせる対象がふんだんにちりばめられているところにあるのではないでしょうか。

色彩についても、濃色から淡色へのグラデーションがとてもやわらかな印象を与えていて気に入っています。また、今回の展示で感動したのは暗色系の中で輝く一際鮮やかな白のハイライトです。絶望の中に差し込む一つの光芒というか、希望の光的なものでしょうか。終焉の画家として知られるベクシンスキーの作品にも似たような光の表現があるのを覚えています。

展示作品のいくつかで見ることができるので、是非探してみてください。

 

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展示の出口のショップで、気に入ったポスターの絵はがきを買いました。写真上段が有名な縦長の作品です。左4枚は色彩や構図の美しさが気に入りました。そして色彩的に対照的な右の4枚。これまで私が知っていたミュシャのイメージとは異なる作品で、初めて見たときは若干のショックを受けました。

 

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この4枚の作品は、ミュシャの擬人化シリーズのうちの一つで、「月と星」が主題です。
「月と星:月 の下絵」
「月と星:明けの明星 の下絵」
「月と星:宵の明星 の下絵」
「月と星:北極星 の下絵」

 

一番左の「月と星:月 の下絵」がミュシャ作品の中で一番好きですね。左手で唇を押さえるポーズ、不敵な笑み、星月夜的なモチーフ。なんとも妖艶です。なんだろう…でも色彩とか構図とかじゃなくて、、、 タイプなのでしょうか?(笑

 

この他にもミュシャは擬人化した連作を描いており、四季、芸術、宝石などがあります。モネは季節や時間を光の効果として描き分けましたが、ミュシャの場合は擬人化です。擬人化という考え方は、現代日本の二次元イラストにもつながる潮流ではないでしょうか。ミュシャは時代の先を行く存在であったということですね。

 

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通常サイズのこの絵は、「モナコ-モンテカルロ」で、P.L.M.鉄道のための観光ポスターとして制作されました。画面上に配された花や植物は曲線や円環を構成しています。この曲線や円環表現はミュシャのポスターのあらゆる場面に登場するので、印象に残ります。実際に見るととにかく色彩豊かで美しいため、その場に釘付けになることでしょう。

 

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「サロン・デ・ミュシャ展」のポスター。この作品では、女性の髪までが円環を描くかのように曲がっています。振り乱しているはずの髪ですが、内向きに曲がり、しっかりと枠に収まってむしろ安定的な印象を受けます。この花と円環を多用した手法は、まさにミュシャ様式といえるでしょう。

 

 

。。。と、私が感動した作品を紹介しましたが、今回ばかりは語り尽くせない!。あと、「装飾資料集」は目を凝らして見てほしいです。これが人間の仕事かと思うくらい精密で鳥肌が立ちました。

これからこの展示会はかなり人が増えると予想されます。恐らく人気の作品には列ができるでしょう。そんなときは、まじめに列に並ばず、興味がある&空いている作品からタイミングを見計らって鑑賞していくスタイルをオススメします(足は疲れますが)。自分もあと2回くらい見に行きたいです。

 

 

これを見たあなたもおそらく、作品を見終わった後、お気に入りの絵はがきを買っていることでしょう。

 

 

 

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