シャルダン展 静寂の巨匠

あの展覧会混んでる?

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東京・丸の内の三菱一号館美術館にて、シャルダン展が開催されている。

ジャン・シメオン・シャルダンは、18世紀ロココ様式時代のフランス絵画を代表する画家である。知名度はそこまで高くないが、後の印象派画家であるセザンヌやフォービズムの画家マティスに影響を与えた画家として知られている。

絵に移る前に、新たなアイテムである NEX-7 でこの美しき美術館を紹介しよう。

 

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東京・丸の内の高層ビル街にひっそりと佇む煉瓦造りの建造物。

 

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19世紀末の日本の近代化を象徴するオフィスであり、一時は老朽化のため取り壊されていたのだが、2010年に可能な限り元の設計通りに復元され、三菱一号館美術館として生まれ変わった。

 

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看板の示すとおり、小道に入ると、そこには異世界が広がっていた。ここはオフィス街と東京駅の喧噪から隔絶された、静寂な空間。時計の針が止まったような気がした。

 

古風な建築と近代的なガラスの建築の融合。これを是とするか非とするかは個人の感性にお任せしよう。

 

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深窓の佳人がベンチに座っていてもおかしくない。

 

館内は撮影できなかったが、非常に優美な空間だった。また、私は革靴なのだが、カツーンと高い音で響いたのが印象的だ。小さな展示室がいくつも連なっていて、部屋を移動するうちにまるで貴族の邸宅に来たかのような錯覚を覚えた。

 

 

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「すももの鉢と水差し」
1728-30, The Phillips Collection, Washington, D.C.

 

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「木いちごの籠」
1760, ©RMN-GP / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF- DNPartcom

 

シャルダンの静物画。先般、燃えるようなゴッホの「糸杉」を見た後だったので、私の精神は静謐で満たされた。完全な写実主義とはまた違った、高度に計算された光の効果が感じられる。今回の目玉展示である、「木いちごの籠」の絶妙なバランス。籠に積まれたもぎたての木いちごがあまりにも均整がとれた三角形をなしているのがとても気になった。

 

ま、まさか、これは剣を表す?! では杯はどこだ? ってダン・ブラウンの読み過ぎか。

 

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一通り作品を見終え、満足して外へ出ると、中庭には幻想的な空間が広がっていた。窓から漏れる灯りはゴッホの「夜のカフェテラス」的で好きだ。

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こちらは残念ながら、ガス灯ではないか。。。

毎日使っている駅の真上に、こんなにすばらしい空間が広がっているというのはとても幸せなことだ。絵画だけではなく、様々な事物にも美しさを感じることができる人でありたい。

 

 

 

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